自由に映画を撮ってみよう、ではじまったTEBENTO映画プロジェクト。その名の通り、言葉屋と映像屋と演技屋による手弁当企画です。
川越元町一丁目にあるテーラーだった物件を宿泊施設にリノベする「まちやどYU」プロジェクトの行方を追うドキュメンタリー映画の製作に取り組んでいます。
前回お伝えした通り、3回目の撮影は、2018年10月21日、川越祭りの2日目。
主人公のキキさんも「お祭りフル装備」で登場です。
川越祭りといえば、各町会が所有している山車の巡行が有名ですが、
川越ならではなのが、辻で山車と山車が出会った時にはじまる「曳っかわせ」です。
山車には踊り子とお囃子隊が乗っており、山車同士がお囃子と踊りでひと勝負展開するんです。
いわばジャズのセッションのように、ラップのフリースタイルのように。
勝ち負けは特にないそうですが、地元の人の話だと、相手の調子に引っ張られたら退き時。
相手に道を譲るのだそう。
一ノ瀬は、これにインスパイアを受け短編映画の制作を決断するのですが、その件は別の機会にお伝えします。
撮影はまさにそのお祭りのど真ん中でスタート。
いただいた元町一丁目の手ぬぐいは、プレスの腕章よりも強力な通行手形になりました。
YUは、お祭りに合わせ、来訪者の方々にむけて開放。
街の人、顔なじみ、一見さん、老いも若きも集まって、大いに盛り上がりをみせます。
まさに人と人が「ゆきき」する、そんな場所となりました。
一方、私たちクルーはといえば、撮影はきっちりと。
もちろん呑みもきっちりと。レポートビデオ、ご覧ください。
お祭りの熱気が伝わる映像になっていますよ!