川越市とショートショートフィルム&アジアによるコラボ映画賞「第3回キテミル川越ショートフィルム大賞」の凱旋上映会が、川越スカラ座で開催され、キャンセル待ちが出るほどの大盛況となりました!
市長や市議会議長のあいさつに続き、元町一丁目の牛若囃子連による、お囃子と獅子舞、両面の踊りが披露されました。7分ほどの“ショートショート”アレンジされた芸は、とにかく見事で、まさにエンターテインメント! 客席からは大きな笑い声もあがるほど!
上映がはじまると、一般参加してくださった地元のお客さんの間から、ざわざわと小声が漏れ聞こえます。どうやら新しいロケ場所が映るたびに「ここどこだ」と言い合っているようです。地元を舞台にした映画「ならでは」の光景でした。
『おわりはじまり』のエンドロールが流れると、みなさんから温かな拍手があがりました。
その後のトークイベントでは、監督の一ノ瀬が、勢〆のおかみさん、はるちゃんこと笠原春子さんからユリの大きな花束をいただきました。一ノ瀬の顔には照れ笑いが。あたたかな雰囲気に包まれ、幕を閉じました。
宵を迎え、開催したのが自主イベント「よくばり上映会&トークセション『かいじゅうのであうところ』」。街と人と映画をテーマとして進めました。
会場となったちゃぶだいは、古民家をリノベしてうまれたゲストハウスです。カフェも併設され、上映環境もあり、お泊まりもできる! ということで限定お泊まり付きのイベント開催となりました。
よくばり上映会では、一ノ瀬の過去作品『聞こえる?』『おそろい』、MVの『ありがとうの歌』3本を連続上映。同じ亀戸勝運商店街でロケをした、『おそろい』と『ありがとうの歌』のコンボに、深く感動。号泣を超える「爆泣」してくださった方がいたりと、喜びかつ恐縮しきりの一ノ瀬でした。
本イベントで実施した、他にはない実験的な試みが「もぐもぐタイム」です。前半と後半にイベントを分けて、間に飲食タイムを楽しもうというものです。
適正人員27名程度のところへ、なんと40人を超えるお客さんが集結!
事前オーダー制を採用していたことと、ちゃぶだいの西村さんとシェフのコウタさん&スタッフアシストでなんとかオペレートをまわすことができました。
西村さん、コウタさん、本当にありがとうございました!
肝心の料理の味は、もちろん200点満点!揚げたての唐揚げをほおばって、COEDO ビールを流し込むと……もーお!たまりません。
もぐもぐタイム終了後は、いよいよ『おわりはじまり』の上映と、ゲストを招いてのトークセッションです。
ゲストは、ジ・ムービー主宰の谷國大輔さん。地元映画や、地域でのイベント等々、そういった仕掛けに詳しい方です。
地域に入って何かをやる時の課題や工夫について、そして、映画の長さ(尺)についての提言を、実例を交えながらいただきました。『おわりはじまり』と古民家ゲストハウス「ちゃぶだい」とのコラボで探りたかった「キテミル川越ショートフィルム大賞」や「まちづくりキャンプ」との接点などなど、各論に関してはあらためてご紹介したく思っています。
イベント終了後は、賞金パネルを活用し、参加者のみなさんにメッセージを残していってもらいました。
10時以降は、お泊り組の懇親会! 夜更けまで話はつきませんでした。
※写真は、一部を除き、黒沢ミユキさんから提供いただきました。
黒沢さん、通称クロちゃんは、川越とunit. TOTLOTとの橋渡しをしてくれた重要登場人物のひとり。今回も大いに力添えをいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。